2004年09月05日
医療サービスを消費者の手に戻そう

消費者が動かす医療サービス市場―米国の医療サービス変革に学ぶ (21HR)
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先週、家人が倒れて子供の世話をしています、と書いたが、今度はほぼ入れ替わりで、私にうつった。
木曜日からおかしかったが、約束があったので、木・金と仕事。金曜日は運悪く、朝730の朝食会から始まり、結局夜730まで休みなしだった。
週末療養。ただ寝ているのも暇なのでボーとしながら本を読む。いつもの5倍位時間がかかったが、Harvard Business Schoolのヘルツリンガー教授の書いた『消費者が動かす医療サービス市場』を遅ればせながら読む。
というのも、この本、ビジネススクール在学中からお世話になった岡部陽二先生(当時、住友銀行専務ロンドン駐在)が監訳された本で、昨秋出版された際ご紹介を受けていたのだが、読まないままになっていた。
ヘルツリンガー教授はHBSで初めて終身教授になった女性である。日本ではほとんど知られていないが、HBSで学生投票人気NO.1に何度もなっているらしい。 本書は、米国の医療保険制度改革に関する提言であり、医療保険制度は日米でかなりの違いがあるものの、目指すところを示す意味では同じであり、大いに参考になると思われる。
そのメッセージは、医療サービスを消費者の手に戻そう!である。 面白いのは、日本では医療制度改革というと、殆どイコール医療費の抑制ということになるが、女史の主張は「医療サービスは明日の米国を支える産業なので医療費が膨らむのは良い事」としている。その上で、各自が満足できるレベルの医療サービスをどうやって提供するかが議論されている。
正直、かなり専門的で、医療制度改革に日頃から興味を持っている人でないと難解。本書の前編ともいえる『医療サービス市場の勝者』の方が入門編とも言え、医療サービスに関する問題意識に納得がいく。
この記事へのコメント
法律上の色々な問題はあるにせよ、もっと規制緩和したほうが
活性化されるのでしょうね。