2025年10月03日
政治家というもの
作者は企業法務で知られた渉外弁護士。著作のある弁護士は多いが、小説家として名も知られ、ベストセラーもある弁護士は他に居ないだろう。本書はエッセイ集。まだ読んでない『社外取締役』など読んでみたくなった。
8:夜のコンビニ
コンビニというもの自体が、小さいながらなんとも便利で夢に溢れた、子体なと呼びたくなる施設。
78:ねじれ国会
首相が毎年替わる情けない国だという自虐的な議論。
83:政治家というのは、歴史が動くときにサイドラインに立って傍観している自分に我慢ならない人たちなのだろう。
「自分自身よりも、また自分が追求したい個人的野心よりも大きな目標を持っていたら、ためらってはならない。勝つにせよ負けるにせよ、他人が自分の運命とその国家の命運にかかわる決定をする時、彼は、自分がサイドラインに立っているのではないという究極的な満足を味わえるだろう」(『ニクソン わが生涯の戦い』)
