2025年12月09日

尊厳とコモン・センス

国家の尊厳(新潮新書)
先崎彰容
新潮社
2021-05-17


近代化はそれまでの階級制度を破壊し、政治的な関心を持たない「大衆」を創造した。「大衆」は一方で、孤独に苛まれる。それから逃れようと「全体主義」を支持する。
204:令和日本のデザイン
「尊厳とコモン・センス」をキーワードにした国づくりを目指すべき。
社会からの承認の重要性。

209:トランプと彼の支持者の特徴は、攻撃性と「遅さ」への嫌悪
日々の生活で虐げられている感覚があり、世界に素手で触れられていない。だからこそ、急進的に感触を求めてしまう。他人とつながりたいと焦る。

210:「格差社会」という概念
単純に収入や財産の差ではなく、「自分はないがしろにされている」という感覚。

213:アーレント「大衆社会とエリートとの関係」
人間が集団化することを警戒。知識人や芸術家たちは、第一次世界大戦以前の社会を、旧い価値観が支配する窮屈な世界だと考えており、大戦はこれらを破壊するという意味で肯定。束縛感からの解放を求めたエリートは、結果的に、一切の伝統的価値や従来の規範や尺度に冷笑を浴びせ掛ける。ラディカルであることそれ自体を賛美。
*一時的で情緒的な破壊願望に代わるコモン・センスの重要性
個人が集団を組織し、人間関係をつくるばあい、時間の厚みを持った安定した共通感覚・常識が重要。




shikoku88 at 19:07コメント(0) |  | 提言 

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