2025年10月28日
なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか
マキャベリ的知性仮説は説得力がある。
64:私たちの脳は群れの仲間と協力したり、裏切りを監視したり、ときにはバレないように誰かを裏切るために進化した。
57:簿記の歴史の謎
複式簿記の基本的なルールが変わらなかった。
複式簿記はルネサンス期の北イタリアで完成(ルカ・パチョーリ)。
現代的な会計学が完成を見たのは19世紀(産業革命)。
現代に至るまでの500年間、複式簿記の基礎(勘定科目を借方と貸方に分けて記載し、貸借を一致させる)は変わらず。
58:ドイツ語「シャーデンフロイデ」
他人の不幸を喜ぶ気持ち〜文化が言語が違っても、共通の感情を持っている=ホモサピエンスの脳の基本設計が同じ
62:哺乳類の中でヒトだけが持つ武器
全哺乳類の中でもっとも暑さに耐性がある。
73:メソポタミア文明の「トークン」
ウルクで、湿った粘土板にトークンを型押しして数を記録するようになった。粘土板だけを保管しておけば、トークンは不要。
75:貨幣としての硬貨が誕生したのはBC7cリディア
お金よりも先に文字があり、文字よりも先に簿記があった。
76:インカ帝国の簿記「キープ」
文字のないインカ帝国にも、紐の結び目で数量を表現する記録方法があった。
82:複式簿記で書かれた現存する最古の帳簿
リニエリ・フィニー兄弟商会(1296)か、ファロルフィ商会の帳簿(1299~1300)。
102:海上保険の原型「冒険貸借」と呼ばれる特別融資
海難事故で船や積荷を失った場合には返済してなくていいという契約。古代ギリシアにもすでに似たような契約。
12世紀ごろのヴェネチアでは1航海当たり20%。
103:11~12世紀カトリック教会「徴利禁止令」
冒険貸借は宗教的にタブーとなり、その代わりとして現代的な保険の発明に。
