2025年08月30日
ライダーハウス
本書のタイトルは、「地図はというと、持って行きますよ、やっぱり。でもたいして見ません。ネットもガイドブックもほぼ使わない。行き先は思いのまま。現地の人の話が羅針盤になることもしばしば。旅にたいして自由でありたい、能動的でありたい」(あとがき)ということから。
振り返ってわが身を反省。どちらかと言えば、事前にガイドブックを読んで、予習する方。大体、旅行記者でも旅行作家でもないから、日程は限られているし、最近はインバウンドでホテルが満室ということもあるので、せめて泊まるところくらいは確保しておきたいというのもある。
しかし、大まかな日程を確保さえすれば、もうあくせくする必要もないし、著者のようにライダーハウスやユースホステルなど安宿ばかりなら、インバウンドにも関係なさそう。子供連れの家族旅行ももうないわけだし、これからはこんな風にと思えてきた。
156:稚内ライダーハウス「みどり湯」
「18年ライダーハウスやって、ここで出会って結婚したカップルが17組いる」
179:利尻島サイクリングロード
町から何キロも離れた、坂だらけの自転車道。(中略)25km全部走ってみたが、ひとりの利用者にも会わず。総工費57億円!
192:サロマ湖
「最近はUターンで戻って漁師になる人が多いよ。儲かるからな。年収一千万なんかふつうだ」
202:南阿蘇村
外輪山一周は約120キロ。その中のカルデラは一大穀倉地帯といった様相で、水田が広がり、村が点在し、道路や鉄道まで走っているのだ。まるで巨大な箱庭のようだった。カルデラに他人の生活空間が広がっている例は世界でも稀らしい。
226:清田くん
僕と同じ時期に自転車で世界一周をしていた男で、最初にカナダで会ったのを皮切りに、世界各地で都合8回も会ったという奇縁中の奇縁の仲。

