2025年07月31日

聖地巡礼パック旅行



ヴェネツィア共和国は、交易以外にも大きな産業があった。それは観光業。そのきっかけは、「法王によって与えられた免罪」であった。
153:ヴェネツィア観光振興
キリスト昇天祭にヴェネツィアを訪れ、そこに安置されてある聖遺物に参拝すると「完全免罪」を得ることができる。ヴェネツィアが法王と皇帝の会談の場を提供したりして力を尽くしたということで、法王アレッサンドロ三世が与えた特権。
法王がヴェネツィアにある聖遺物に参拝すれば「完全免罪」を得られると特権を与えたのであった。この特権と相まって、聖地エルサレムへの巡礼という中世における最大の観光事業をヴェネツィアはほぼ独占する。

巡礼者の多くはフランスから来たので、地理的にはライヴァルのマルセーユの方が地の利に恵まれているのだが、ヴェネツィアに完全に水をあけられたままだった。それは、ヴェネツィアには上記の聖遺物以外にも観光資源が沢山あり、パレスチナへの船を待つ間、巡礼者を退屈させなかったからだ。

212:ヨルダン河のほとりに到着するや、巡礼たちはみな衣服を脱ぎ、下着だけになって河に飛び込む。(中略)皆、河の水を飲み、手を洗い、身体中を洗う。

このキリストに倣った洗礼は今でもキリスト教徒の間で続いている(動画)。

216:キプロス「愛の城」
ヴェネツィア人が経営している塩田。

218:航海は遊びではない
この船旅での死者は、行きに、ペストの疑いを持たれながら死んだ船乗りと、帆桁の下敷きになって死んだ石弓兵の2人を加えて、合計、7人。

231:1481サント・ブラスカ(ミラノ公国官吏)の聖地巡礼記
旅から帰ってわずか3か月後の出版。版元はミラノ。



shikoku88 at 22:22│Comments(0)│本 | 旅行

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
Archives
Recent Comments