2025年09月09日

ベーシック・インカム論

未来をはじめる
宇野重規
東京大学出版会
2019-09-13



77:日本は20世紀半ばまでは、女性が働いて当たり前の社会
それが変わったのは高度成長期から。
大都市で高度成長が始まったのは朝鮮戦争が契機だが、それは徐々に全国に広がっていく。1970年代、小学校の私のクラスは45人だったと記憶しているが、クラスで母親が専業主婦だったのはただ一人。そこは新家で農地を持たず、父親は勤めに出ていた。一般的だったのは、先祖伝来の田畑を一家で耕しつつ、父親が勤めにも出るという兼業農家。母親もパートに出ている家も多かった。
99:ジョン・ロールズ『正義論』1971
社会的正義のための3つの原理
�(薪�な自由の原理
��機会均等の原理
�3丙晃桐�「最も不遇な人の利益を最大にする」
工業化・商業化で賃金が上がると、いよいよ農業との収入格差が広がる。こうして、日頃の農作業は祖父母に任せ、田植えや稲刈りの時だけ、機械導入で済ませようとする兼業農家が増える。しかし、農機具を購入するには資金がいる。それでは収入に見合わないと、祖父母の引退を機に、農業を止めてしまう家が増える。
110:ベーシック・インカム論(BI)
政府がすべての国民に、最低限の生活を送るのに必要な金額を定期的に支給する。
AIとBIはセット?AIの時代にこそBIが必要。
BIは、財源的に可能かの問題もあるが(仮に成人1人に年間100万円なら、100兆円で現在の国家予算と同額だ)、BI導入の代わりに、年金は要らなくなる。生活保護も不要だ。その他、社会保障関連で重複して支出されている費用も不要になる可能性がある。例えば、生活保護を受けていれば医療費も免除されているが、あれこれ複雑で重複した制度を単純化することで、行政のスリム化が可能になる。そう考えれば、検討用地はありそうだ。
114:日本人は矛盾している
北欧型の福祉国家が好きだけれど、税金を払うのはいや。



shikoku88 at 20:21│Comments(0)│本 | 政治

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