2025年05月13日
ウルバンの巨砲
ハンガリア人のウルバン。キリスト教徒だからか、巨大な大砲を売り込みに、最初はコンスタンティノープルに行ったが、実績がないので相手にしてもらえない。
「ならば」と向かったのは、ビザンツ帝国征服をもくろむオスマン帝国。重用してもらえるなら宗教は関係ないらしい。67:ウルバン一人のハンガリア人が、アドリアーノポリに姿をあらわし(中略)、自分はコンスタンティノープルの城壁を破壊できるほど強力な大砲をつくれる、と言った。
彼の祖国、ハンガリーは陸上から援軍を送れる唯一のキリスト教国であったが、オスマン帝国と同盟条約を結んでいた。84:ビザンチン文明滅んだ古代ギリシア文明とローマ文明から吸収したすべての要素と、オリエントから受けた影響との総和を、さらに上回るなにものか。
当時の大砲は、石弾を飛ばすだけ。砲弾ではないので、着弾して破裂しない。それでも、歴史上一度も破られたことのないコンスタンティノープルの城壁を破る効果があった。101:ウルバンの巨砲砲身の長さは8m以上、石弾の重さは600kg。大砲を乗せて動かす砲台も、30頭の牛が左右に並んで引っぱらないと動かない。
