2025年06月24日

人はなぜコカ・コーラを選ぶのか




バフェットお気に入りのコカ・コーラ。
237:人はなぜコカ・コーラを選ぶのか
好きだと思っている飲み物を飲んでいる時の方が、腹内側前頭葉皮質(報酬系)と呼ばれる部位が活発に動いている(fMRI)。
1980年代前半、ライバル・ペプシコの攻勢に徐々にシェアを落としていたコカ・コーラ社は、入念なブラインド・テストの末、創業以来100年間変わることのなかったレシピを変更。「New Coke」として売り出した。しかし、消費者は「なんてことをしてくれたんだ!」と大反発。たった3か月で、Classicとして旧レシピを復活させる(その後、New Cokeは廃版)。

結局、消費者はCokeという「ブランドを飲んでいる」のだった。これこそ、バフェットのいう「堀」。

189:確認バイアス
私たちはすでに持っている思い込みを裏付けようとするだけでなく、その誤りを証明しかねない情報を、すばやく退けてしまう。
フィリップ・テトロック『専門家の政治判断』その傾向は専門家にさえ認められる。

227:ブランドを飲んでいる
NYの町中で、通行人にミネラルウォーターのエビアンと水道水を、どちらか分からないようにして飲んでもらったところ、75%の人が水道水の方がおいしいと答えた。

234:ランコムとメイベリンは、イメージも、標的とする消費者層も全く異なるが、いずれもロレアルの参加企業
どちらもブランドのマット・ファンデーションも、同じ工場で製造され、配合も同じ。
値段:メイベリン$9 ランコム$37

240:赤い服に帽子、黒いブーツにベルトを着けた、太った陽気なおじさんが、赤ら顔に満面の笑みを浮かべているサンタクロース
スウェーデン人画家のハッドン・サンドブロムが、世界中ののどの渇いた子供たちにサンタクロースがコーラを届けている広告を描くようコカ・コーラ社に依頼されて、このイメージを生み出した。「サンドブロムのイラストが登場する前は、クリスマスの聖人は、青や黄や緑や赤のさまざまな服を着ていた」(マーク・ペンダグラスト『コカ・コーラ帝国の興亡』)
サンタの服がコーラのラベルとまったく同じ色の赤(コカ・コーラ社の特許)



shikoku88 at 19:15│Comments(0) | その他

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