2025年06月19日
個人主義指標
「個人主義指標」で、アングロ・サクソン国が上位(個人主義的)で、それに続くのが欧州大陸国。中間的なのが日本・インドはいいとして、日本よりもロシアや中国の方が「集団主義」というのは意外。さらに、最も集団主義的なのは中南米諸国だというのだが。
確かに、中南米諸国がその豊富な天然資源に関わらず、長年経済的に発展できない最大の理由は「政治の腐敗」。その根源には、家族や仲間を大事にして、頼まれると断れないラテン系の伝統があるのかもしれない。
最も、この有名な調査も数十年前の話なので、時代を経て、変化している可能性もある。
61:宗教への帰依が人々の健康と幸福に与える影響
原理主義に分類された宗教の信徒は、他の分類に比べて、宗教により大きな希望を求め、逆境により楽観的に向き合い、鬱病にかかっている割合も低かったのだ。実際、悲観主義と落ち込みの度合いが最も高かったのは、ユニテリアンの信徒、特に無神論者だった。
67:個人主義の歴史
近代の個人主義の直接のルーツは、17世紀から18世紀の啓蒙運動。
70:集団主義の系譜
集団主義者は、個人的特性だけが自分自身を形作っているとは考えない。かれらは、自分の属する集団との関係を通して、自分のアイデンティティを理解するのだ。そのためかれらはできるだけ社会の内集団にとけ込み、集団との輪を保とうとする。
73:個人主義指標(100点中)
アメリカ 91
オーストラリア 90
イギリス 89
西欧諸国 60~80
インド 48
日本 46
ロシア 39
中国を含むアジア 20点台
中南米諸国 10~40
グアテマラ 6