2025年06月18日
社長は長生きする
「社長は長生きし、公務員は短命」
イギリスでの研究ではそうだったらしい。勤務時間は社長の方が長く、仕事のプレッシャーも一般的に大きいのだが、「職業階層の高さと仕事に対する自己決定権の度合いが、直接的に相関」するということ。
これは、「動物園の動物はなぜ寿命が短いのか」にも通じる。餌を毎日与えられる動物園では、自ら食料を探す必要もないのだが、野生より動物園の動物の方が寿命が短いのだそうだ。
26:ラットによって「信念」が違う
体力が等しいラットが泳いだ時間には、大きな個体差があった。平均して60時間泳いでから溺れたラットと、ほとんど時を置かずに溺死したラットに、はっきり分かれたのだ。
39:動物園の動物はなぜ寿命が短いのか
動物園での飼育は、客観的に見て野生より生活条件が良いにもかかわらず、寿命を縮めることも多い。たとえば野生のアフリカゾウの平均寿命は56歳だが、動物園で生まれた蔵は7歳だ。そのほかの影響としては、出生数の減少(パンダ)、高い乳幼児死亡率(ホッキョクグマでは65%を超える)などがある。
40:社長は長生きする
UCL Whitehall研究(マイケル・マーモット教授)
収入の高い仕事程プレッシャーが大きいにもかかわらず、冠状動脈性心臓病で死亡する確率は、最も低い職業階層の公務員が、最も高い階層の公務員の3倍も高い。