2025年04月17日
「時間」による復讐
ヘティ・グリーンの父親は19世紀にニューイングランド最大の捕鯨船会社を運営していたというから、江戸幕府の開国にも大いに関係がある。彼は亡くなった時に現在価値にして150億円相当の資産を彼女に残した。しかし、彼女が凄かったのはそこからで、その資金を元手に、現在価値で1兆円とも言われる資産を築くのである。
ただ、「ウオール街の魔女」とのニックネームから、株式投資で資産を築いたのだとばかり思っていたのだが、改めて下記動画を観てみると、当時成長著しかった�‥監産跳堯聞盒睛�で発行されていた)と南北戦争中の�▲疋觧翳湘蟷颪任寮�功が大きかったようだ。
�,呂箸發�く、�△慮世錣亳酋眦蟷颪亙�かりにくい。南北戦争中に北軍は戦費を賄うためにドルを大量発行するのだが(裏が緑だったので、この時からドル紙幣をGreen backと呼ぶようになる)、南北戦争は当初北軍が苦戦したのと大量発行で価値が著しく下落する。この下落したドルをヘティはどんどん買っていくのだ。そこに何か確信があったのか、それともニューイングランド住民として北軍政府を支えようという信念だったのかは分からない。
戦争は北軍が最終的に勝利し、アメリカ史上最大にして唯一の内戦が終わる。そして、米ドルの信頼を回復しなければいけないと考えたグラント大統領が金互換性を始めてドルは人々の信認を取り戻すのである。全米でも有数の資産家となったヘティは、その資金をNYCにも貸し付けるようになる。そして、奇行とも言えるほど吝嗇であったので、「ウオール街の魔女」と呼ばれるようになったという。
106:「ウオール街の魔女」ヘティ・グリーン
19世紀から20世紀初頭にかけて活躍した投資家。その生涯で貯めた金は1.2億ドル。現在価値で1兆円?
それだけの資産を持ちながら、まったく使わず。30歳ごろから81歳で亡くなるまで、1着のドレスだけ。食べるものも、毎日、ゆでた豆とパン1枚、生の玉ねぎ。住む家も安アパートを転々。
121:被災者の選択
1995阪神淡路大震災→震災被害を受けた地域から旅行申し込みが殺到
129:私たちが高校までで習う知識の総量
人類がこれまで得てきた膨大な経験による発見や発想や知識。
133:「時間」による復讐
あれほど時間と戦い、それを打ち破ってきた人類が、「他人の物を奪いたい」「憎悪する相手を殺したい」という動物的な欲望を制御することは十分にできなかった。(中略)国家という総体になったとき、そうした欲望と憎悪をしばしば抑えることができなくなる。

