2025年01月14日
米ドルの歴史
米国には1776年の建国以来、1913年のFRB設立まで中央銀行がなかったというのが驚き。世界最初の中央銀と言われるイングランド銀行の創立は1694年。その当初の目的は戦費を調達するための国債発行だった。
実は、第一合衆国銀行・第二合衆国銀行が設立されたこともあったのだが、どちらもすぐに廃止された。第二合衆国銀行は第7代大統領Andrew Jacksonが反対し、免許を更新しなかったために廃業。ジャクソン大統領は南部の農民の出身で、東部上流階級に反感があり、それで中央銀行の意義を認めなかったらしい。
中央銀行が無くなると、各州の銀行が融資量を拡大。インフレを志向する南部や西部の農民・開拓者の熱狂的な支持を得たという。いつの世も、大衆は目先のことしか考えないようだ。第二合衆国銀行の廃止後、州法銀行が再度増加し、1860年には州法銀行数1572行、銀行券の種類7000種(うち4000種が偽造ないし変造)に登ったという。
米国中央銀行の歴史を変えたのも戦争だった。1861年に南北戦争が勃発すると、連邦政府(北部)は戦費を賄うために独立以来初めて何の裏付けもない紙幣発行を発行する。この紙幣は裏が緑で印刷されていたので「グリーンバック」と呼ばれた。今でも、ドル紙幣の通称となっている。
52:米ドルの歴史
1792貨幣法 初代財務長官Alexander Hamilton
ドルの価値=スペイン・ドル硬貨(当時、米大陸で広く流通)=金1.6g
70:1913FRB
1907金融恐慌後、金融システムの安定には中央銀行が不可欠であるとの認識がようやく一般化。
ドルの起源
16世紀にボヘミアのJoachimsthal(ヨアヒムの谷)の銀鉱山で産出した銀を用いて、現地のシュリック伯爵が鋳造した大型の銀貨ヨアヒムスタラーが語源。スペインでは「ドレラ」。北米植民地ではスパニッシュ・ダラー。元々の語源は、ドイツ語の「谷」。
