2024年06月11日

「失われたエデンの園」

イラク水滸伝 (文春e-book)
高野 秀行
文藝春秋
2023-07-26



「メソポタミア文明が3000年以上続いた理由」というのが興味深い。
122:多くの文明は自然破壊で滅びた。具体的には森の消失。燃料に木を切って、森が喪失。森が無くなると洪水が起き、土地がやせる。同時に、直射日光を浴びて地表の温度が上がり、砂漠化。
黄河文明はこうして滅びたと言われている。日本でも、平城京を捨てて、平安京に都を移したのは、奈良盆地の木を伐りつくしたからだと推察されている。これに対して、「イラクの湿地帯には燃料が無尽蔵」なのだ。
湿地には絶えず水と栄養分が運ばれてくるから、カサブの再生力は桁違いに高い。薪を獲るのも運ぶのも容易。

80:イラクの国民的朝食「ゲーマル」
水牛の乳でつくったヨーグルト。これと、「鯉の円盤焼き」がイラクの二大国民食。

85:マンダ教徒の船大工
マンダ教徒はアマーラ周辺から姿を消す。前は「1万人以上いたが、今はアマーラ全体で3,4百人」。マンダ教徒への嫌がらせや犯罪は続いている。海外脱出。

92:カリーム・マホウド「アミール・アル=アフワール(湿地帯の王)」フセイン政権下で反政府ゲリラ活動
「アフワールはアマーラの東からバスラ、ナーシリーヤまで広がっている。ノアの洪水以来、何も変わっていない」

115:「失われたエデンの園」
サーレ先生 大学教授→湿地帯保護活動

119:ハウィザ湖
イ・イ戦争の最大の激戦地〜今も地雷と不発弾で住民被害。






shikoku88 at 22:46コメント(0) |  | 旅行 

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