2024年03月18日

「歴史実践」のために



『世界史とは何か』という大きく振り被ったタイトルで、どんな歴史学者なのかと思ったら、長野県の高校教師だった。しかし、岩波書店から出ているだけあって中身は大学教授に劣らない。むしろ、それを県立高校で実践しているというのだから、流石は教育県といわれる長野県だ。

思えば、私の高校のときの担任が歴史の先生。この先生が早稲田出身であったことが、後に受験の時に土壇場で早稲田も受けることにつながる。他校受験のついでだったので、願書を出したのもギリギリ、それから赤本に取り組み始めたので、受験まで一月しかなかったが、結果的に早稲田に進学することになったのは、正に、網野先生との縁。

私より上の世代では、早稲田の教育を出れば、高校の教師になるのが定番だったが、その教育学部を出た娘に聞くと今は教師になるのは2割もいないという。バブル崩壊後、しばらくは公務員人気で、小中高の教師は狭き門だったらしいが、人手不足になってからは逆に人気が無くて、定員不足になっている地域もあると聞く。

教育の重要性を考えると、教師に良い人材が集まらない状態は良くない。フィンランドは90年代初めにソ連崩壊で、ソ連との窓口としての機能に依存していた経済が崩壊。日本よりひどい不況に見舞われた。その時に、「これからの時代に備えた教育改革」として実施されたのが、現在の教育体制。

フィンランドが最初に行ったのは、人気がなくなっていた教員養成のための教育大学と一流大学との合併。人気大学の教育学部になることで、応募者の質を上げた。教員の待遇改善も行い、全体として教師の質が上がった。フィンランドの教育改革を研究した本によれば、「一番、教育の質を上げるのに効果が高いのは、教師の質」。ITも教材もほとんど関係無いという。

はじめに:教室の学びとはこれまでに人類が蓄積してきた学問の宝庫を見つめつつ、人々の未来の幸せのために、それをどう活用していくかを探求するいとなみ
世界史はつねに「変化の激しい予測困難な時代」の連続。

2:松本サリン事件
車中の男たちは、山梨県の本部を出発してから松本に向かう道中、テレビのアニメ番組「魔法使いサリー」の主題歌を合唱していた。女の子が「不思議な力」で「夢と希望」を町にふりまく。

8:『ショア』の上映会 SHOAH@松本深志高校
1995クロード・ランズマン監督 9h27mの大長編映画




shikoku88 at 18:05コメント(0) |  | 教育 

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