2023年12月23日
在日コリアン四世代
韓国系アメリカ人作家による在日コリアン四世代を描く長編小説。「全米図書賞」最終候補作で、英語の原著が世界各国でベストセラーとなった。2020年に出た邦訳を読んでみる。
物語は1910年、日本が大韓帝国を併合したときに始まる。上巻の前半の舞台は釜山の沖に浮かぶ影島(ヨンド)。今は釜山と橋で結ばれているので、気軽に行ける。
後半の舞台は大阪・生野の韓国人街。観光地化が進んだ今の生野とは全く別の戦前から戦後にかけての極貧にあえぐ街だ。
11:甘やかされて育った息子は死んだ息子より始末が悪い
73:朝鮮に愛人と子供がいる未来を思い描くと、心が浮き立った。
145:毎日、下関からの列車や済州島からの連絡船が、腹を空かせた朝鮮人を満載して大阪に到着する。
323:北朝鮮
共産主義国に占領された北の状況は悲惨だった。一カ所に集められ、殺され、まとめて墓に放り込まれた地主はおびただしい数に上る。

