2023年11月13日

肥料とエネルギー




おりしも、今年の大河ドラマは「どうする家康」。太平の世を迎えた江戸時代には新田開発が進み、人口が倍増した。
140:江戸時代の太平は有機肥料がもたらした
江戸時代に人口が倍増したにもかかわらず太平を謳歌。
新田開発+肥料の供給体制(人糞・魚肥 房総半島のイワシ→干鰯 蝦夷地ニシン)
人力で「開墾できる土地はほぼ開墾しつくされ、糞尿に加えて魚肥の普及で肥料供給も十分」、後はどれだけ働くかだ。

142:江戸時代のリサイクル型社会→日本人の精神性「勤勉」
自らの土地に徹底して向き合い、可能な限り開墾し、肥料を丁寧に集めて丹念に撒き、勤勉に働く。

こうして、江戸時代前半に人口は倍増したが、それが限界を迎えた後半には人口は停滞し、天候不順時には度々飢饉が起こる。
完全リサイクル型の循環社会において日本という土地が支えることができる人口。
後期になると森林の減少は顕著で、成長の限界。
明治維新後は、貿易ができるようになり、絹製品やお茶の輸出の代わりに、穀物を輸入できるようになる。そして、大正時代にドイツでハーバー・ボッシュ法が発明される。
158:ハーバー・ボッシュ法による窒素固定
とてつもないエネルギーを必要。もともと不活性の窒素分子の三重結合を無理やり引きはがす。
これによって、人造肥料ができ、世界中で食料生産が増え、結果、人口が爆発する。各国とも人口増で、その活動範囲を広げる必要が生じ、領土争いが激化する。
159:緑の革命
潤沢な肥料供給を前提に開発された高収量の品種が普及→穀物収量増→人口の爆発
20世紀の100年 16億人→60億人
戦後実施された「緑の革命」は、「潤沢な肥料供給を前提に」開発された高収量の品種改良によるもの。栄養が足らなければこうした品種は育たないが、戦後普及した安価な石油エネルギーを利用することで、人造肥料を量産し、世界中で穀物生産を増やした。

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shikoku88 at 19:27コメント(0) |  | 経済 

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