2023年08月21日
ビジネスモデルを見える化する
著者はリクルート出身の独立ビジネス・プロデューサー。東京工業大学の物理学出身でリクルートというから、変わっている。入社後には、MITに社費留学しており、相当優秀だったのだろう。1980年代後半のバブル経済当時の話で、リクルートは不動産業も絶好調だったし、IT産業への進出の足掛かりとして、スーパーコンピューターを自社購入して時間貸しを始めたり、通信回線をバルクで仕入れて企業向けに小売りもしていた。そうした背景があったのだろう。
留学から帰国後、「KIDS向け教育事業を立ち上げ、メディアファクトリーに事業部長として出向」し、子供たちが「絵」で直感的に楽しく学ぶビジュアル学習理論を研究とある。これが、遊べる5か国語百科事典「ポムダピワールド」でマルチメディアグランプリ海外優秀賞を受賞する。
しかし、まったく売れない
「良い製品が、よく売れるわけではない」と言うことに気づき、そこからビジネスモデルの研究に入っていった。もともと研究していた「絵」でビジネスモデルを表す手法をまとめたのが本書。10年以上前の本だが、新鮮。はじめに:優秀なサッカー選手は、目の前のボールの動きだけでなく、ピッチ全体を見ながら動くことができる。これはビジネスにおいても同様で、できるビジネスパーソンや経営者は、つねにビジネス全体を見通す視点(すなわち、TVカメラ的な視点)を持っている。
85:二次利用モデル
買い手の購買意欲をうまくくすぐるようなコンテンツのリユースができるかどうか。
漫画雑誌=雑誌→単行本
131:アイデア発想に必要な”妄想”≠現実味のないアイデア
「ありそうでなかったもの」(日本テレビ上席執行役員 五味一男)
160:現実に成功している事例のパターンの「在庫」
”妄想”は1人よりも何人かで集まって行う。ホワイトボードなどにピクト図を手描きし、それをもとにみんなでワイワイやりながら描き足していくと、1人のアイデアが別のメンバーのアイデアを刺激し、新たな発想を生み出しやすくなる。


