2023年12月27日

逗子開成中学

新版 レミは生きている (ちくま文庫 ひ-2-6)
平野 威馬雄
筑摩書房
2022-08-10


暁星を退学した平野。東京や横浜の学校では入れてくれず、開成中学(逗子)に転校する。

154:東京や横浜の学校ではいれてくれないというあきらめから、いなかの学校をえらぶことにした。それも、みすみす、5年生から1年損をして、逗子の開成中学の4年に、やっとのことで入れてもらった。

ここでも見た目の違いから、「あいのこ」とからかわれる。そして、ある時、しつこくからかった同級生の山本君の眼をえぐってしまうのだ。山本君はそれで、失明する。

164:かれは、30数年前、ぼくに目をえぐられたそのしゅんかん、ふしぎにもすこしの怒りもうらみも感じなかったという。むしろ、自分が悪かった。あいのこよばわりをして、なんの罪もないぼくを、ぶじょくしたことを、ふかく後悔した。

今なら大問題になるところだ。しかし、山本君本人が「自分がからかったのが悪い」と、平野を責めない。それで、学校も山本君の両親も納得してしまうのがスゴイところ。「こどもの喧嘩に親は出ない」のだ。


shikoku88 at 18:23│Comments(0) | 教育

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