2023年01月29日

「噓というものに真剣になる」




第6番目に登場するのが、井上ひさし。井上の少年時代は、「外では軍国少年、家では国賊」だったという。父は地主の長男で、家が薬局もやっていたので、東京薬科大学へ進学する。そして、社会主義に傾倒した。
177:地主の長男が東京へ勉強へ出てくると、必ず社会主義に傾倒する。
共産党員に→非合法→故郷で農民運動
五色温泉(山形)で共産党再建大会準備中に逮捕、拷問され、死亡。
同じく、社会主義者であった母親は、夫の死亡後も暮らしていた夫の家に、頼って来る社会主義者・共産主義者を匿っていた。井上少年も、匿っている人のために母親の指示で使いに出されたりしていた。それで、井上は、「外では軍国少年、家では国賊」になったわけだ。

その後、母親は旅芸人と出会い、前夫の実家を出る。しかし、井上兄弟は養父から虐待を受け、さらに、母親の金を持ち逃げ。生活に困った母親は兄弟を仙台の孤児院に預ける。
183:中学3年で仙台の孤児院
ラサール会という修道会がやっている養護施設。
カナダ人の修道士たちが孤児たちのために一生懸命に働く姿に、当初は戸惑った井上。「そのうちサーカスに売られるのではないか」と思っていたという。どうやら、それが本心からで、それは宗教から来ていることに気づく。

185:思想が人間を変える

202:「噓というものに真剣になる」=あらゆる芸術の基本
矛盾の中に身を置いて、その苦しみを背負ってゆく。




shikoku88 at 17:27コメント(0) |  | その他 

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