2023年03月10日

「マルサスの罠」




「マルサスの罠」(Malthusian trap)とは、英国の経済学者トマス・ロバート・マルサスが1798年に発表した論文で指摘した「食料生産は人口増加に追い付かない」という予測。

人口は幾何級数的に増加するが、食料生産は土地資源の制約を受けるため算術級数的にしか増加せず、やがて一人当たりの食料供給量は生存に必要な最低水準を割り込み、世界の人口は生存ぎりぎりの水準で止まる。

これは自明のように思われたが、「マルサスの罠」を打ち破ったのは20世紀の化学肥料と農薬の発明だった。これによって、単位面積当たりの収量が飛躍的に増えたのだ。特に1960年代アジアでは「緑の革命」が進む。これによって、増加し続ける人口にもかかわらず中国とインドは穀物自給を達成する。
196:高収量品種←化学肥料+水(灌漑設備)
アフリカでは国内権力闘争、部族紛争が続き、農業軽視。

197:1961~2020耕地面積当たりの化学肥料使用量
アジア全体 8kg→187kg/ha(22x)
中国    7kg→337kg/ha(48x)
インド   2kg→193kg/ha(92x)


食肉CO2


shikoku88 at 18:19│Comments(0) | 経済

コメントする

名前
 
  絵文字