2023年01月15日

ロシアの今後

ジム・ロジャーズ 世界的投資家の思考法
ジム・ロジャーズ
講談社
2020-06-17



かつてのロシア経済のイメージは、天然資源依存。石油や天然ガス市況が高ければ好調だが、農業、製造業の基盤がないので、資源を輸出して食料や工業製品を輸入するというもの。

ところが、改めて見ると、ロシアは農林水産物輸出国になっている。食料が自給できるようになったから、ウクライナに侵攻出来たといえる。欧米からの食糧輸入に頼っていれば、ウクライナ侵攻は無理だったろう。どこの国でも、人民が一番怒るのは餓死の恐怖だ。

そして、ロシアの食料自給率が上がったきっかけは、2014年のクリミア併合による制裁であったことは皮肉。欧米の経済制裁で食料輸入が困難になったロシアは食料自給にかじを切った。元々広大な国土があるが寒冷地で農業に適さなかったが、おりしも地球温暖化で耕作可能地が増えた。

米国&NATOがその気になれば軍事的にロシアを圧倒できるのにそうしないのは、核戦争になる危険性だけでなく、戦争の長期化でロシアの弱体化を狙っているようにも見える。少なくとも、米国にとって、戦争でエネルギーと食料価格が上がるのは、どちらも輸出している米国にとっては経済的にプラスだ。おまけに、米国製兵器の実戦展示場になっていて、米国軍需企業の株価は高騰している。

とすれば、今後の焦点はロシアの解体。いかに核兵器を安全に管理下に置くか。ロシア国民を経済的に助けながら、分割統治できるのか。日本にとっては、極東地域の資源を確保できるのか。当然、中国はそれを狙っている。

88:忘れられた大国ロシア
シンガポールも一党独裁。独裁政治だから悪いわけではない。

90:ロシア農業
世界一の広大な国土を持つロシアは、世界の食糧倉庫になる。
地球温暖化で穀物生産に適した環境に。

92:ブレグジットはEUの終わりの始まり
欧州の多くの国々は、国レベルだけでなく、地方自治体レベルでも大きな負債。



Covid-19


shikoku88 at 20:38コメント(0) |  | 経済 

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