2023年01月17日
カウボーイ・キャピタリズム
禍の元:レバレッジ
361:1944ブレトンウッズ体制
古い金本位制に立ち返ることなく、「米ドルを基軸とした固定為替相場制」に。
367:コミュニケーションの向上によって金融市場が御しやすくなったり、情報に基づいて投資判断ができるようになるかと言えば、これまでの歴史を見てもそういった証拠はない。それどころか、まったく逆であるように思える。金融情報が普及し、伝達手段が向上すると、投機ゲームには衝動に駆られた新たなプレーヤーが次々と参入してきた。
369:情報の進歩と金融的聡明さとの関係が良好でなかった最も顕著な例は、1980年代の「バブル経済」のさなかにあった日本だった。「情報中毒」の国は金融データにあふれていたにもかかわらず、史上最悪の投資判断をした。
374:デリバティブ革命
オランダでは1609年に先物が禁止されたり、1734年にはイギリス議会でSir John Barnard法が可決するなど、デリバティブ取引を禁止する政府のさまざまな取り組みが行われてきた。しかし経済的自由主義の新時代においては、デリバティブは古くからの汚名が返上され、金融イノベーションの最前線に躍り出た。
378:デリバティブ市場が提供するスーパーレバレッジ投資
ベアリングス 8.5億ドル損失
オレンジ郡 17億ドル損失
住友商事 26億ドル損失
393:マイケル・ミルケン
「ミルケンは才能があり想像力豊かな天才だが、この世で最も強欲で無慈悲で腐敗した人物の一人でもある」(あるドレクセルの元同僚)

