2022年12月31日
品川
日本橋を出て最初の宿場が品川。この湊町には中世すでに宿場的な機能が備えられていたという。
家康による近世の品川宿は、そうした中世の宿場町を基に造られたもので、江戸に近いこともあって、宿泊というよりむしろ休憩に多く使われたが、江戸庶民たちの遊興の場としても栄えた。しかしいまでは江戸時代の品川が吉原に次ぐ色街だったとか、桜や紅葉の名所であったといったことは忘れられている。
品川のもう一つの特徴は、数多くの名刹。品川にある寺の多くは中世の創建で、宗派も多岐にわたり宗教都市さながらだった。
中世の品川には、鈴木氏以外にも熊野方面から品川に渡り、品川湊の発展を支えた人がいたという。彼らはもともと熊野権現に奉仕する熊野地方の豪族だった。

