2022年10月17日
スタートアップを成長させる「インセンティブ」の設計図
2014年に初版が出て以来、ベンチャー業界人によく読まれてきたバイブルが全面改訂。早速読んでみる。
*スタートアップが成長するために最も重要な要素「優秀な人を引き込むこと」いい幹部、いい従業員、いい顧客、いい投資家。→スタートアップ・ファイナンスも、その核心は「いい人」を引き込むための「インセンティブ設計」
これに異論はない。序章で面白いと思ったのは、
9:スタートアップ経営者に最も必要な資質は「vulnerability」「傷つく可能性がありながら自ら心を開いて、多くの優秀な人と繋がろうとする」姿勢。
のところ。通常は「脆弱性」と訳されるので、英語でもネガティブな印象なのだけど、スタートアップを成長させる最大の要因は「優秀な人をいかに巻き込んで、組織を大きくしていくか」なので、経営者は"vulnerable"な方がいいのだという。
成功への確信、自信はないとダメだが、「悪いのはオマエらで、私は悪くない」というリーダーでは、他の人はついていかない。
成功への確信、自信はないとダメだが、「悪いのはオマエらで、私は悪くない」というリーダーでは、他の人はついていかない。
4:失われた30年の本質
「企業価値の向上に連動するインセンティブが与えられていたかどうか」の差。
7:スタートアップの生態系は究極の市場メカニズム
すべてが未来への期待をベースに動いている→ちょっとした支援や、制度変更で、全体の「期待」がよくなるような単純なものではない。
17:上位スタートアップに流れ込む資金は急増中
2012 1億円以上の投資は5件だけ
2021 50億円以上の投資が18件
32:M&Aがスタートアップ生態系の変化を加速
日本でも米国でも、「スタートアップを買収するのは、元スタートアップ」。
43:米国VC投資の5割がSVに集中
エンジェル投資は、CAで17%→エンジェル投資の方が、地域的にも業種的にも分散。



