2022年10月24日
ジョブを中心としたプロセス開発
第7章まとめ
・イノベーションの成功の秘訣は、顧客のジョブスペックに対応する体験を創造し、届けること。これを一貫して行えるようにするには、それぞれの体験に結びつけて適切なプロセスを構築して統合する必要がある。これにより、他社から簡単に模倣されない競争優位の強力な源が手に入る。
・顧客のジョブを中心にプロセスを統合することには価値があるものの、多くの企業にとって自然にできることではない。どの企業にも当然プロセスはあるが、ほとんどの場合、効率をあげることや、特定の機能を使って狭い範囲の成果を達成することを目的としている。ジョブを解決する体験を正しく提供するには、新しいプロセスを慎重に定義し、通常はサイロ化している機能群を調整する新しいメカニズムをととのえる必要がある。
・ジョブを中心としたプロセスの開発と統合を推進するうえで強力なてことなるのは、顧客のジョブを解決することに沿った新しい尺度に基づき、成功を測ることである。マネジャーは、顧客が求める体験のどの要素が最も重要かを問い、それのパフォーマンスを追跡する測定基準を定めておくべきである。
・ほとんどの組織には、顧客のジョブに即したプロダクトを一貫して提供できるように気を配る「世話人」的立場のスタッフはいない。伝統的な組織構造とサイロ化した部署は居心地のいい場所となり、そのまま維持されることを望むものである。
・顧客のジョブの解決の仕方は、時間とともに変化する。プロセスの構築に際しては、状況に応じて体験を改良していけるように柔軟性を考慮しておく。
