2022年08月04日
Nokiaの復活
モデルナの起源は、米VC Flagship Pioneeringによるプロジェクト。「自分たちが立ち上げたプロジェクトを自ら育て、成長段階に応じて資金を投じていく」という、いわゆるインキュベーション。
「患者自身の細胞に対して、病気を予防、治療または治療することが出来るタンパク質をつくるように指示を出せるなら」「mRNAの形で、制御できて繰り返せる方法で、人が自ら体内でワクチンや薬を作ることを可能にする”細胞のソフトウェア”を設計することが出来る」
VCファンドがmRNAワクチンという新しい産業を創り上げた画期的な例だと思う。
Nokiaの方は『Nokia復活の軌跡』の抜粋。ガラケーで世界No.1になったNokiaは、「成功の罠」に陥る。iPhoneが出てきても、所得水中の低い発展途上国で高いシェアを持っていたNokiaは、その優位性がすぐに揺らぐとは思わなかった。しかし、Androidの出現で、スマホ価格は一気に下がり、ガラケーの売上はみるみるうちに下がる。
その後Nokiaは、新しく経営トップとなったシラスマの下で、携帯端末事業からの撤退とネットワークインフラ事業への集中を決める。本業からの撤退というのは、実はNokiaは2回目。1990年代初めにやはり経営危機に陥り、それまでの林業機械・製紙産業から撤退して、携帯端末に事業を丸っきり換えているのだ。その意味では、そうしたDNAがあったのかもしれない。
243:Nokiaの改革「携帯電話端末事業を捨てる」リスト・シラスマ・起業家リーダーシップ・パラノイア楽観主義・シナリオ・プランニング

