2021年10月13日
リクルート・コンピューター・サービス(RCS)
情報産業の未来が見えていた経営者と、そうでない人とのギャップ。ましてや、情報利権を謳歌していたエスタブリッシュメントにとっては、情報の民主化を進めるリクルートは商売のネタを奪う略奪者に見えた。
「日本経済新聞を『紙の新聞』から『経済に関する世界的な総合情報機関』に変えようとした森田康。NTTを『もしもしの公社』から『データ通信の会社』に変えようとした真藤恒。そしてリクルートを『情報誌の会社』から『情報サービスの会社』に飛躍させようとした江副。『モノづくり』こそ経済の根幹と信じられていた日本で、この3人は次の時代に経済を動かすのは『モノ』ではなく『情報』だと気づいていた」
265:1985日経とリクルートが組んで、地図
江副と森田(日経新聞社長)はGoogle Mapが始まる20年前にその可能性を見抜き、コンピューター・マッピングの市場規模を「2〜3年後に1000億円」と弾いていた。
281:リクルート・コンピューター・サービス(RCS)=現在のAWS
「クレイのスーパーコンピューター用に開発された薬00本のソフトウェアを集めてソフトライブラリーをつくり、RCSで顧客に利用してもらう」(RCS企画室長・藤波達雄)
286:RCSで世界のトップ・エンジニア19人を採用
世界の大企業が、スーパーコンピューターを扱える人材を奪い合っていた時代に、江副はクレイのスーパーコンピューターを撒き餌にトップ・エリートをかっさらった。
288:利権破壊ビジネス
エスタブリッシュメントが情報利権を謳歌していた昭和の終わり。その利権を破壊し始めた江副浩正は、地動説を唱えたガリレオ・ガリレイのように異端審問にかけられることになる。

