2021年05月24日
火事を消すなら爆弾を!
「3プライス」メガネチェーンで国内第3位のオンデーズ。国内ではZoffとJINSの2台巨頭に挟まれて、それほど知名度があるわけではない。私もZoffとJINSのメガネは持っているが、オンデーズで購入したことはない。
しかし、海外進出は早く、シンガポール・台湾・タイなどにいち早く進出し、日本式の「3プライス」を持ち込んで、大成功した。その会社が、2008年に債務超過の会社を30歳の経営者が買い取り、再建した会社だったというのは2年前の『カンブリア宮殿』で初めて知った。
その本人が実話をもとに書いたという「オンデーズ再生物語」。昨年、ドラマ化もされた。タイトルの『破天荒フェニックス』は、社員が田中社長につけたあだ名。破天荒で、常に突っ走り、お金がないのに他社を買収したり(負の暖簾があり、再生が早まるという目算はあった)、海外進出したり。
債務超過を脱して、新たな資金調達ができるまで7年間、常に資金繰りはギリギリで、その度に個人で貸し付けたり、仕入れ先に支払い猶予をお願いしたり、銀行の返済を止めたり。それらの指揮をしたのが奥野良孝CFO。メガバンク出身で、「大手銀行同士の合併に伴う派閥抗争や、薄汚いうらぎりあいばかりの業界に嫌気がさして辞めた後、大手の再生ファンドを経て、投資コンサルティングの小さなベンチャー企業に転職したばかりだった」ということになっている。
奥野CFO他、オンデーズ社員は実名で登場する。
しかし、海外進出は早く、シンガポール・台湾・タイなどにいち早く進出し、日本式の「3プライス」を持ち込んで、大成功した。その会社が、2008年に債務超過の会社を30歳の経営者が買い取り、再建した会社だったというのは2年前の『カンブリア宮殿』で初めて知った。
その本人が実話をもとに書いたという「オンデーズ再生物語」。昨年、ドラマ化もされた。タイトルの『破天荒フェニックス』は、社員が田中社長につけたあだ名。破天荒で、常に突っ走り、お金がないのに他社を買収したり(負の暖簾があり、再生が早まるという目算はあった)、海外進出したり。
債務超過を脱して、新たな資金調達ができるまで7年間、常に資金繰りはギリギリで、その度に個人で貸し付けたり、仕入れ先に支払い猶予をお願いしたり、銀行の返済を止めたり。それらの指揮をしたのが奥野良孝CFO。メガバンク出身で、「大手銀行同士の合併に伴う派閥抗争や、薄汚いうらぎりあいばかりの業界に嫌気がさして辞めた後、大手の再生ファンドを経て、投資コンサルティングの小さなベンチャー企業に転職したばかりだった」ということになっている。
奥野CFO他、オンデーズ社員は実名で登場する。
5:オンデーズの状況年間の売上が、たったの20億円しかないのに、銀行からの短期借入金が14億円。約定返済額は月に8千万円から1億円。毎月の営業赤字が2千万近く出ているという、異常な資金繰り。31:メガネ業界のZARAメガネをファッションアイテムに寄せていく。アパレル雑貨としてメガネを売る。42:借入残高14億円、無担保・無保証。営業赤字、債務超過新しい社長は個人保証を入れて、本気で再生に取り組む覚悟。→敢えて全てに個人保証を入れる。145:雑貨販売チェーン「ファンファン」買収『ナニワ金融道』にでも登場してくるような「ビジネス界の胡散臭い登場人物オールスターズ」158:ファンファン1年で売却「企業買収」という一見華やかな物語の裏表紙には、決算書や報告書には表れてこない、複雑な人々の欲や感情、利権が、べっとりと血糊のようにこびり付いている。それらを全て綺麗に洗い流し、自ら傷を負う覚悟と、問題を巧みに処理できる経営能力と度量がない者が、容易に企業買収に手を出せば、待ち受けているのは周囲を巻き込んだ大火傷しかない。286:奥野良孝「全く利益の出てない完全にマイナスの状態から、1円も融資を受けず、返済は続け、さらに4年半で売上も店舗数も倍にして利益も出して、こんな再生案件見たことがない」469:海外と合わせれば純資産は数億円のプラス。日本法人単体でも、来期には債務超過を解消できるのが確実。地獄から自力で這い上がってきた、そんな成長企業を誰も支援しようとしない。年商は7年前のおよそ5倍の100億円、銀行借り入れは当時の半分、たったの7億円ちょっと〜月商にも満たない水準。
