2021年05月22日
カジノ
先月読んだ『池袋ウェストゲートパーク』が面白かったので、IWGPシリーズで評価が高い別の作品を読んでみる。こちらは、マコトではなく、バカラ賭博に入れ込んで金に困り、狂言犯罪に手を出した売れない映像ディレクター小峰が主人公。
違法カジノの売上金を、店長と組んで、店長が襲われたように見せて奪い、関係者と山分けするという計画は上手くいったかに見えた。だが、その話は関係者の一人から漏れてしまい、横取りされてしまう。もとより、池袋の暴力団が経営する違法カジノ店の売上金なので、店も被害届を出さない。
一体、誰が横取りしたのか?被害にあった店の暴力団に拘束された小峰は自分でそれを探し出して取り戻すしか道はない。どうやって取り戻すかが本書の見せ場なのだが、事の発端も、舞台も、池袋の違法カジノ店だ。
石田衣良はカジノを、
「金と欲でだけ結ばれた他人同士が集まる」
違法カジノの売上金を、店長と組んで、店長が襲われたように見せて奪い、関係者と山分けするという計画は上手くいったかに見えた。だが、その話は関係者の一人から漏れてしまい、横取りされてしまう。もとより、池袋の暴力団が経営する違法カジノ店の売上金なので、店も被害届を出さない。
一体、誰が横取りしたのか?被害にあった店の暴力団に拘束された小峰は自分でそれを探し出して取り戻すしか道はない。どうやって取り戻すかが本書の見せ場なのだが、事の発端も、舞台も、池袋の違法カジノ店だ。
石田衣良はカジノを、
「金と欲でだけ結ばれた他人同士が集まる」
「凝縮された喜びや悲しみと出会う場所」
と形容している。私は、賭博に興味を持ったことがないので、カジノに入り浸ったこともない。ラスベガスやリノ、ソウルでそれぞれチラッと覗いただけだ。ただ、
53:「自分はやっぱりダメだ。どん底に落ちて初めて、そう安心する」
というギャンブラーの心理は多少わかる気がする。
