2021年03月24日
コミュニケーション:人をつなげる
Part 4は「コミュニケーション:人をつなげる」。
人は社会的動物なので、誰かと繋がってないと寂しい。しかし、一方で、責任は持ちたくないというわがままだ。
かつては、国家や地元、家族、会社に帰属意識を強く持った時代もあった。日本では、高度経済成長期以降、地元と家族を捨てて、会社で所属欲求を満たした。日本の場合、会社は利益を追求する機能組織であるだけでなく、地域社会の代わりに所属欲求を満たすコミュニティでもあった。
そんな会社が社員の生活まで面倒を見るシステムも、会社が成長することを前提としていた。会社が成長せず、社員の高齢化でコストだけが騰がると維持できなくなった。SNSやSHOWROOMのようなネットサービス発展の背景には、こうした帰属意識が満たされなくなった社会背景があるという。
226:コミュニケーションを円滑にする「絵文字」と「スタンプ」ガラケー向けのデコメール素材の絵文字などの販売市場は2009年に早くも230億円。LINEスタンプの販売市場であるLINE Creators Marketの市場規模は、スタートからの5年間の累計で690億円。232:なぜ後発のFacebookが浸透できたのかTwitter関連本がたくさん出版され、ブームの様相を呈したのが2010年。しかし、人間関係がオープンで、心温まるいい話も罵詈雑言もあっというまに広まるTwitterがニガテという人が少なからずいました。そうした人たちに心休まる空間を提供したのが、実名主義のFacebook。236:最初からプラットフォームを目指してもうまくいかない理由最初から狙って「相互ネットワーク効果」を起こすのはむずかしい。ある一定数のユーザーが使ってくれないと、相互効果は生まれようがないから。後発のサービスが一定数を超えるために何をしたらいいのかといえば、最初は先発のプラットフォームにツールとして入るというやり方。インスタは、容量が大きな画像をアップするのがまだたいへんだったころに登場して、容量を少なく抑えながら、そこそこきれいな画像を加工してアップできるツールとして人気を集めた。244:既読マークの中毒性と、それを緩和させるスタンプ既読マークがもたらす無言の圧力。「返事しなくちゃ」というプレッシャーから解放してくれるのがスタンプ。258:インフルエンサー中国では、数%のアフィリエイトの報酬を支払うという次元を超えて、インフルエンサーに売上の20%、25%をレベニューシェアするといったことが起きている。264:KOLマーケティング中国では、特定のジャンルの専門家でもあるインフルエンサーはKOLと呼ばれていて、KOLマーケティングが盛んにおこなわれる。267:「○○押し」の所属欲求を満たすSHOWROOM帰属意識(所属欲求)は、いまの日本で満たされにくい。「日本はもうダメだ」「日本はもはや先進国ではない」という否定的言葉ばかりあふれ、日本という国に対する帰属意識はどんどん希薄に。「地元」離れが進み、一人世帯が増えて「家族」もバラバラ。かつては一回就職したら一生面倒を見てくれた「会社」も、もう僕たちを守ってくれない。273:「なりたい自分」がAppleの時価総額の源泉ビジョンに共感した人たちが「なりたい自分」を手に入れるためにお金を払っている。それがブランド。275:System 1をハックした人が勝つダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』プロスペクト理論それまでの経験や記憶の蓄積によって瞬時に、直感的に判断するSystem 1論理に基づいてじっくり考えるSystem 2*情報爆発で処理しきれないほどの大量のフロー情報が洪水のように押し寄せル現代はSystem 2が機能しない。→相手にじっくり考える時間を与えず、バーンと強いメッセージを出した方が勝ち。
