2020年08月07日

無限にためて瞬時に引き出す




まず、御年80歳の野口先生の好奇心が衰えず、AIにブロックチェーンと次々と最新の技術を学び使いこなそうという姿勢に驚かされる。今回は、「AI時代の整理法」である。

25年前に出た『「超」整理法』はベストセラーとなり、それまで研究者であった野口先生の名前が世間に知られることになった。私も、当時、『「超」整理法』を読み、それ以来、「分類」せずに「ファイル押し出し法」で書類管理している。

『「超」整理法』の主目的は、いかに必要な書類を残しつつ、「どんどん溜まる書類をどう捨てるか」だった。これは野口先生のオリジナルだったが、コンピュータサイエンスでキャッシュ管理に使われるLRU(Least recently used)と同じだと後から気づいたという。つまり、「最後に使われてから最も長い時間が経ったもの」を不要として捨てるわけだ。

今回の大転換は、「捨てる」という考えを捨てる、こと。一つには、「情報が増える度合いがあまりに速いため、捨てようとしても、追いつかない」。一方で、「デジタル情報については収納場所の制約がない」。そして、適切なキーワードさえつけておけば、膨大なデータから瞬時に必要なものを見つけることが出来る。であれば、「どれを捨てるべきか」と悩むより、捨てること自体諦めてしまう方がいいという考えだ。

「AI整理法」で多用されているのは、画像認識のGoogle Lens。私はiPhoneを使っているので、撮った画像を一旦Google Photoに保存し、それから認識させる必要がある。Androidならカメラを向けるだけで認識させられるようなので、このためだけにでもAndroidにしたくなった。

42:「捨てる」ことをやめて「検索する」
捨てる努力をせずに、検索できる仕組みを作る。
情報が増える度合いがあまりに速いため、捨てようとしても、とても追いつかない。
デジタル情報については、収納する場所の制約を考える必要がない。

43:画像認識をうまく使う
Google Lensが大きな実用価値を持つのは、文字の認識。

53:「何がいらないか」分からないから、苦労している
整理法のほとんどは、「いらないものは捨てましょう」→馬鹿げている

94:写真を検索するインデックスを作る
PCに写真を映し出し、スマホ音声入力でメモを取る→写真を(間接的に)検索できる

193:「別人になった数人の私」が協力して仕事をする
完全に体系だった論述になっていなるわけではないが、しかし他の人に見せられる程度の段階になっているものを残す。他の人というのは、時間が経った後の自分自身でもある。
1人の人間が2人分、3人分の仕事をできるようになる。
文字は、時間を隔てて別人になってしまった自分自身との間の、伝承や継承をも可能にする。

244:名簿は不要
「名簿を作る」というのは、電話や手紙で連絡をしていた時代に必要だった作業。
メールが主たる連絡手段になった現代では、名簿は不要の存在。

271:知識が増えれば創造が容易になる
人間が新しいアイデアを発想するためには、内部情報との照合が必要であり、それを持っている人ほどたくさんの発想が出来る。
新しい情報に接したとき、それにどのような価値を認めるかは、それまで持っていた知識による。新しい情報に接しても、知識が少なければ、何も感じない。


shikoku88 at 20:54コメント(0) |  | 仕事 

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