2020年08月06日
農業地域の経済力

第14章は、「農業地域の経済力」(佐々木達)。世界の農業を大まかに分けると、アジア型、ヨーロッパ型、新大陸農業国型ということになる(上図)。
アジア型は単位面積当たりカロリーの高い水田稲作なので、土地生産性は高い一方、人口密度が高いので、労働生産性は低い。
新大陸農業国型は、土地の値段が安いので、広大な耕作地を大規模な機械化農業で運営する。従って、土地生産性は低いが、労働生産性は高い。
興味深いのは、ヨーロッパ型で、土地生産性と労働生産性両方ともかなり高いのだ。土地生産性でアジアに敵うわけはなく、労働生産性で規模の違う新大陸に敵うわけもない。結局のところ、これは生産した農作物が高く売れていることを意味する。
236:世界の中の日本農業アメリカ、カナダ、オランダ、ドイツ、中国等は輸出額も輸入額も上位。<産業内貿易>日本は、産出額では世界第9位に位置しているものの、輸出額では第56位、輸入額では第5位。238:日本型食生活→欧米型動物性たんぱく質や油脂類を多く消費するパターンへ変化。
