2020年06月04日

マザーハウス起業物語




発展途上国支援のソーシャルビジネス起業家としてメディア露出も多い山口社長による、半生記。発展途上国で仕事をすることの苦労は大体想像できるようなことだが、どうしてその道を選んだのかという方に興味をもった。

まず、小学校でいじめを受け、登校拒否になっている。中学校では当初、いじめられないよう周りに合わそうとするが、その反動で非行に走る。

「授業をサボってコンビニでお酒を買っては、先輩たちの家で色々面白いことをした」
「授業をサボるのは日課になり、あるときはパチンコ屋に行ったり、あるときは他校の生徒とケンカをしてみたり、あるときは学校の廊下で打ち上げ花火を発射させたりした」

そうしながらでも、気に入らなかった理科の先生を困らせようと、他の教科では95点以上をテストで取り、理科だけ白紙回答することもしているから、頭はよかったのだろう。そうやって理科の先生をいじめ抜き、「理科の先生は半年余りで髪の毛が真っ白になってしまった」というから、強烈な「粘着質」だ。一歩間違えれば犯罪である。

非行仲間は麻薬や覚醒剤に手を出し、学校から抜けていく。さすがにマズいと思い、持て余す「エネルギー」を発散しようと入部したのが柔道部。すぐに女子部では一番強くなり、男子を投げ飛ばしていたという。

埼玉県で一番になったものの、全国中学校柔道選手権全国大会では2回戦で負ける。これが悔しくて、進学したのが、埼玉県下で過去50年間トップを走り続けていた、超名門「男子」柔道部がある大宮工業高校。女子部のない柔道部に初めての女子部員として入部するのだそれも、女子柔道部で埼玉トップの埼玉栄高校から誘われていたにも拘わらず、「自分の力で勝ちたい」と。

高校柔道部では猛練習し、マイナス48kg級で埼玉代表となる。ジュニアオリンピックでは関東大会準優勝。全国7位の成績を残している。偏差値は40くらいの工業高校。ほとんどが卒業したら就職するかフリーターで、大学受験する生徒は3%くらい。そこから、「政治家になりたい」と青学、早稲田、慶應を受ける。いくらAOでも、余りに基礎学力がない。高校3年生の10月から猛勉強し、慶應SFCに受かるのだ

こうしてみると、起業家に必要と言われる資質が全て揃っていたことが分かる。

・集中力
・粘着質
・エネルギー
・競争心
・人と違った考え方

プロローグ:バングラデシュ
アジア最貧国。政治汚染度ランキング世界ワースト1位。人口の約40%が貧困(1日$1以下で生活)。

18:学校なんかより楽しいことが、世の中にはいっぱいあるんだと思ったら、学校に行くのは馬鹿馬鹿しく思えた。

23:悩んだ末、私は埼玉県下で過去50年間トップを走り続けていた、超名門「男子」柔道部がある大宮工業高校に入学した。

67:米州開発銀行でインターン
「国際機関はいつだってトップに存在する。現場では、NGOを使い、そしてフィールドで生臭い活動ができる人たちを使い、僕たちトップは頭を使う。」

173:「ありがとう」という習慣がない
人に何かしてもらっても、当たり前の顔をして過ぎ去っていく人たち。

257:エピローグ
私は、学校でも、柔道でも、そして大学生活でも、つねに一番にならなきゃ意味がないと思ってきた。競争に勝った者だけが言える言葉があり、また見える世界があると信じて行動してきた。つねに他人と競争し、比較し、相対的な価値観に頼り生きてきた。


shikoku88 at 19:00│Comments(0) | 仕事

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