2020年05月09日
生命の進化、未来の地球
宇宙学や地学のいいところはスケールの大きなこと。普段使わないスケールでモノを考えることは発想を刺激する。
例えば、宇宙には星の集団である「銀河」が2000億〜2兆個あるという。そして、我が「銀河系」は1000億個もの星の集まりだ。地球の存在する太陽系は、その銀河系の端っこに位置するのはご存知の通り。
「真核生物は、好気性細菌や酸素発生型光合成細菌(シアノバクテリア)などが真核細胞に共生することで誕生」したと言われると、昨今のコロナウイルスを想像してしまう。
生物学者の福岡伸一教授によれば、宿主が積極的にウイルスを取り込むのは自らが進化するための「動的均衡」を保つためだという。生物の進化とはかくも奥が深く、日ごろは神のようにふるまっている人類も、地球上にこれまで幾多となく生まれ、そして絶滅してきた生物の一つに過ぎないことを思い出させてくれる。
16:宇宙の中の地球宇宙には星の集団である「銀河」が2000億〜2兆個ある。「銀河系」は1000億個もの星の集まりで、棒状に膨らんだ中心部とその周辺を取り巻く何本かの薄い渦巻き状の腕から成る。36:Snowball Earth Event原生代初期のスノーボールアース・イベント後に細胞内に核を持つ真核生物が出現。真核生物は、好気性細菌や酸素発生型光合成細菌(シアノバクテリア)などが真核細胞に共生することで誕生。111:炭素循環と地球環境代表的な大気への二酸化炭素供給プロセス短いスケール(〜100年)人間活動による化石燃料の消費長いスケール(~100万年以上)火山活動火山が噴火すると火山ガスとして二酸化炭素が放出→岩石の化学風化作用で除去。溶け出たカルシウムなどの陽イオンは、河川を通じて海洋に流れ込み、炭酸イオンと反応して炭酸カルシウムが沈殿。112:地球環境の安定化メカニズム「ウォーカーフィードバック」温暖化が進むと、化学反応の速度は増大し、二酸化炭素はたくさん除去される。→温暖化抑制寒冷化が進むと、化学反応の速度は低下し、二酸化炭素はあまり除去されなくなる。→二酸化炭素が蓄積し、温室効果が強くなって寒冷化抑制。136:真核生物の出現好気性生物が行う酸素呼吸では、発酵で得られるエネルギーの約20倍もの大きなエネルギーを得られる。しかし酸素呼吸の際、猛毒である活性酸素が発生するため、それを除去する仕組みが必要。173:史上最大の大量絶滅石炭紀の次のペルム紀(約29900万年〜約25200万年前)には巨大な両生類や爬虫類が繁栄。ペルム紀末に、生物の大量絶滅。海洋無脊椎動物の種レベルで96%以上、属レベルで83%、科のレベルでも57%が絶滅。三葉虫、古生代型サンゴ、フズリナなどが絶滅。海洋性脊椎動物でも、科のレベルで82%が絶滅。顕生代においては最大の絶滅率。180:恐竜の繁栄中生代のジュラ紀から白亜紀にかけて大繁栄。理由の一つは、独自の呼吸器官の獲得。獣脚類は「気嚢」と呼ばれる袋を体の中にいくつも持ち、それを使って酸素を送り込み、効率的に呼吸できたと考えれる。これは現生の鳥類と同じ呼吸システム。
