2019年11月28日
「平和主義者」の巻き起こした戦争
第二次世界大戦が終わったとき、英国のチャーチル首相は、この戦争の意義について問われ、次のように答えたという。
「これは必要のない戦争であった」
「我々がもっと早く戦争の決意さえしていれば、容易に防げた戦争だ」
チャーチルはヒットラーの野望に早くから気づき、ドイツをベルサイユ条約違反で軍事攻撃すべきだと主張していた。ところが、当時の欧州はかつてない戦禍をもたらした第一次世界大戦が終わったばかりで、平和主義全盛の時代であった。チャーチルの意見はイギリス国民の支持を得られず、ヒトラーによる侵略を許すことになるのである。
いわば、これは、「『平和主義者』の巻き起こした戦争」なのだ。
「日本の平和主義者は神州不滅主義者」というのも面白い。「戦争を法律で禁ずれば、戦争にならない」というのは、「台風が日本に上陸するのは法律で禁止すればいい」というのと同じだという。相手は日本の法律など気にしていないから、何の意味もない。
それを、「誰も戦争のことなど考えなければ、戦争など起こるはずはない」と思い込んでいるのは、あたかも、戦争中に「神州日本が負けるはずがない」と根拠なく思い込んでいた日本人と同じ精神構造なのだ。
本当の平和主義者であれば、まず戦争の本格的研究から始めなければならない。スイスはそれをした結果、1815年から200年上に渡って戦争に巻き込まれていない永世中立国となっている。国民皆兵制の重武装国家でもある。
「これは必要のない戦争であった」
「我々がもっと早く戦争の決意さえしていれば、容易に防げた戦争だ」
チャーチルはヒットラーの野望に早くから気づき、ドイツをベルサイユ条約違反で軍事攻撃すべきだと主張していた。ところが、当時の欧州はかつてない戦禍をもたらした第一次世界大戦が終わったばかりで、平和主義全盛の時代であった。チャーチルの意見はイギリス国民の支持を得られず、ヒトラーによる侵略を許すことになるのである。
いわば、これは、「『平和主義者』の巻き起こした戦争」なのだ。
「日本の平和主義者は神州不滅主義者」というのも面白い。「戦争を法律で禁ずれば、戦争にならない」というのは、「台風が日本に上陸するのは法律で禁止すればいい」というのと同じだという。相手は日本の法律など気にしていないから、何の意味もない。
それを、「誰も戦争のことなど考えなければ、戦争など起こるはずはない」と思い込んでいるのは、あたかも、戦争中に「神州日本が負けるはずがない」と根拠なく思い込んでいた日本人と同じ精神構造なのだ。
本当の平和主義者であれば、まず戦争の本格的研究から始めなければならない。スイスはそれをした結果、1815年から200年上に渡って戦争に巻き込まれていない永世中立国となっている。国民皆兵制の重武装国家でもある。
*なぜ戦争は起きるのか?真の平和とは?・WW1後、戦禍にまみれたヨーロッパで平和主義運動→WW2の原因に平和主義全盛→政治家も平和主義に同調せざるを得ない。ヒットラーは平和を唱えてヨーロッパの人々を油断させつつ、侵略の準備。国際世論が平和主義であるため、英仏は軍事行動を起こさず。・平和主義者「国民一人一人が平和を願えば、世界に平和がもたらされる」戦争を否定するのは個人の信念の問題だが、戦争は国家の政策の問題。個人の信念の合計は、必ずしも国家の意思とはなり得ない。・戦争は、人類が創造し、高度に組織化された「制度」戦争ができるのは、国際法上の責任を負える主権国家か、それに準じるもの。戦争には、開始・終了などのルールがある。・「戦争がない=真の平和」ではない戦争を回避すれば平和が維持できるというものではない。これを長期間維持するには、人間社会が組織的努力を続ける必要。

