2019年08月30日
19世紀アメリカ「標準革命」
「標準化」を特徴とする「アメリカ式生産システム」の成立に当時の花形産業だった鉄道業が大きく影響を与えたというのは興味深い。20世紀の初め、アメリカの新規上場企業の半分以上が鉄道会社だったというからスゴイ。100年後に起こったITバブルのようなものだ。
先行したイギリスの線路が橋を架け、山を切り通し、ほぼ直線に線路が引かれたのに対し、アメリカの線路は地形に沿って曲がっていたという。なぜなら、イギリスでは土地が高いので、最短距離にしないと土地買収の費用が嵩む。アメリカでは土地代が安いので、困難な場所に工事費を掛けて最短で通すより、遠回りしても、工事費が少なくて済む場所を選んだのだ。
各鉄道会社がアメリカ大陸の東西南北に引いた線路はやがて連結される。これが可能だったのは、アメリカの鉄道が全てスティーブンが決めた「標準軌」だったから。南北戦争が終わった4年後の1869年には大陸横断鉄道開通が開通する。開通式で黄金の最後の犬釘を打ったのはセントラル・パシフィック鉄道社長のリーランド・スタンフォード。後の、スタンフォード大学の創設者である。
277:1869年大陸横断鉄道開通セントラル・パシフィック鉄道社長リーランド・スタンフォードが最後の犬釘を打つ。もともとNY生まれのエリート弁護士。282:「連結決算」はアメリカの鉄道会社から鉄道会社は線路をつなげるだけでなく、会社そのものを「合併」し始める。288:原価計算鉄道業でしっかりと原価計算を学んだカーネギーは、工場の作業工程につぃてもきっちりコストを計算する「原価計算」を取り入れていった。190:アメリカ式生産システム「流れ作業・作業の標準化・互換部品制・機械化」などの特徴を持つ。「素人ばかりで、しかも人件費の高い」アメリカならではの、その制約を乗り越えるための工夫。301:「簿記係」が誕生させたスタンダード・オイルロックフェラーはもともと「簿記係」。学校で簿記を学び、商事会社に経理係として入社したジョン。しかしながら彼は「経理マン」にしてはかなり山っ気が強く、相場を張るのが大好きな男だった。
