2019年08月27日

17世紀オランダ「会社革命」



世界初の「株式会社」はどこか?1600年にイギリスで、2年後にはオランダで同じ名前の「東インド会社」が設立されているから、話はややこしい。尤も、日本語に訳せば意味が「東インド会社」であっただけで、イギリスで設立されたのは英語で、East India Company。オランダに設立されたのは、当然オランダ語で、Vereenigde Oostindische Compagnie(VOC)であった。Vereenigdeは「連合」という意味で、それまで個々に貿易に携わっていた7社の合併によって設立されたからだ。

時期はイギリスの方が早いのだが、現代的な株式会社という意味ではVOCが世界初の株式会社ということになる。それは、イギリス東インド会社は、航海ごとに資金調達し、その航海が終了後その売上全てを出資者に分配する「当座企業」であった。そのため、資本金も小さかった。

それに対して、VOCははるかに大きな資本金で、「継続企業」として長期的に資本調達していた。イギリスがそれに倣い、利潤のみを株主に配当し、株主は総会を通じて会社経営に参加できるように改革したのは1657年のことであった(オリヴァー・クロムウェル)。

一時は東方貿易を制し、隆盛を誇ったVOCだが、200年ほどで活動を停止する。その理由はこれまで、17世紀後半の英蘭戦争で、アジアから荷を運んできた船舶がイギリス海軍に拿捕されるようになったからだと言われてきた。しかし、最近の研究で、巨大化した企業活動に対して、�,困気鵑焚餬弖彁察κ鷙陝別だ�熟だった会計制度)、��高すぎた株主への配当(内部留保の不足と借入体質)、�I埓気篥霪颪紡个垢襯船Д奪�機能の甘さ(ガバナンス機能の不足)から、内部崩壊していったことも分かっている。

株式会社の登場と共に、現在にも繋がる株式会社の諸問題も発生したわけだ。
112:1600「連合」東インド会社(Vereenigde Oostindische Compagnie)
7社の合併によって設立。小さな会社が「船を出しては沈み」を繰り返していたはムダが多すぎる。もっと金を掛けて安全かつ大砲を備えた強力な船をつくり、スペインとポルトガルを駆逐する。

122:1799VOC活動停止
外部要因:英蘭戦争で、アジアから荷を運んできた船舶がイギリス海軍に拿捕される。
内部要因:
�,困気鵑焚餬弖彁察κ鷙陝別だ�熟だった会計制度)
��高すぎた株主への配当(内部留保の不足と借入体質)
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shikoku88 at 18:07│Comments(0)│本 | 経済

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