2019年05月21日
スマホを見る子どもの脳に何が起きるのか?
中学生にiPadを与えたせいで、性格まで変わってしまった(ように見える)うちの末っ子の話を以前書いた。その時紹介した川島隆太『スマホが学力を破壊する』では、仙台市での大規模調査などを基に、スマホの使用時間と学力の関係を現象面から捉え、原因を推定していた。
本書では、世界的サイバー心理学者が、さらに心理学・脳科学の面から、子どもがスマホを使うことの悪影響にメスを入れる。
とはいえ、同様の懸念はTVでも、ゲームでも言われた。警告は正しいのだが、それでTVやゲームが無くなることはなく、スマホもさらに強力な代替手段が出てこないかぎり、無くなることは考えられない。
問題は、このとても便利で常習性のある機器から発育途上にある子供たちをどう守るか?少なくとも高校生までは持たせないほうがいいだろう。統計を見ると、スマホ普及率は中学生で6割、小学生でも3割となっていて年々上昇している。その中心はキッズスマホと呼ばれる機能制限付きのスマホなのだが、スマホを使っていなくても、そこにあるだけで注意力散漫になるという報告もあり、やはり持たせないに越したことはないように思う。

*サイバー心理学新しい技術が人間の行動に及ぼす影響の研究不安やうつに悩む若者の割合:過去25年間で70%増加SNSの使用がメンタルヘルスの問題を引き起こす可能性(英国王立公衆衛生協会)・赤ちゃんは親とアイコンタクトを取ることで、健全で安定的な愛着を形成し、他人と容易に交流できる個人へと成長する親が携帯電話などに夢中となり、アイコンタクトがなくなると、将来、子どもの社交性が失われたり、愛を感じたり与えたりすることが少なくなる恐れがある。・サイバーセルフ自分がこうなりたいとい願う自分であり、自己概念の重要な一部。今日のティーンエージャーは、サイバー空間で表現される、このサイバーセルフの創造に熱を上げる。
