2019年05月02日
"Baby factory" of the British Empire

今回の学会が開かれたKK Women's and Children's Hospital(通称KK Hospital)はシンガポール最大の産婦人科・小児科病院。研究と教育機能も持っていて、NUSなどトップ校の医学生がインターンをしている。830床。
設立は1858年というから、日本でいえば江戸末期。KKはKandan Kerbauというマレー語のこの付近の地名だという。当初は総合病院だったが、1924年に無料で出産できる産科病院となる。
1942年に日本軍がシンガポールを占領してから敗戦までは、「昭南中央病院」と呼ばれ、主に日本人戦傷者が利用した。
1950-1960年代、シンガポールはベビーブームで、月間の出産数は1000以上あったという。日本最大の産科病院の「年間」出産数が1000行かない(現在)。1966年の出産数は39,835を記録し、ギネス世界記録。"Baby factory" of the British Empireと呼ばれた。
1963年、Royal College of Obstetricians and Gynaecologists(RCOG)から、ロンドンに来なくとも、トレーニングを全て現地でやってよいという許可が出る。しかし、学会で話していると、イギリスの医学校へ行っていたり、イギリスでトレーニングしたというDrはかなりいる。教育システムが同じなので、イギリス人やインド人のDrも働いている。
2016年、1966年のギネス世界記録から50年を記念して、「同じ病院で生まれた人の同窓会」が開かれる。2241人が集まり、再びギネス世界記録。
