2019年05月14日

内にある可能性を育てる「創造的な人材を集め、彼らを信頼し、自由裁量の余地と援助を十分に与える」




最終章の「まとめ」。

「イノベーターには特別な能力、性格、回復力、動機があった。また彼らが、時期や場所、社会的ネットワークがもたらす有利な状況を巧みに利用した」

一方、彼らが幸福であったかどうかは別の問題。天才であるには、代償もあるのだ。

「エジソンやフランクリンは、長期にわたって妻や子供を顧みなかった。キューリーは子供の養育をほとんど義理の父に任せきりだった。テスラとケーメンには妻も子供もいない。アイシンシュタインも、本人に言わせれば、家庭では孤立していたという」

そこで、どのみち天才でない我々が取れる、より創造的になるための方法は次のようなものだという。

・規範やパラダイムを疑問視する
イノベーターはその孤立意識のおかげで、ごく一般的で無難な解決策や思考の制約を逃れ、独創的な考え方をすることができる。

・ひとりになる時間をつくる
子供には、ひとりで静かに過ごす時間が必要だ。興味があることについて、読んだり、書いたり、実験をしたりするあいだに、思考したり、創造したり、世界のあり方について判断したりする力を身についていく。

・自己効力感を高める
早い段階で成功体験をさせるには、失敗した時の代償を低めに抑え、大胆だが賢明な失敗を称賛するなどして、何でも思いきってやってみようと思わせることが大切。

・壮大な夢を抱く
理想主義にはイノベーションを生む強い力がある。そのため組織は、メンバー1人ひとりが有意義と思えるような壮大な目標を掲げるべきだ。

・フローを見つける
どうしても手に入れたいと思う報酬やフローを体験できる活動など、意欲のもとになるものは一人ひとり異なる。

・知的・技術的リソースにアクセスできる機会を増やす
ベンジャミン・フランクリンは、公共図書館があれば本から得られる知識に誰もがアクセスできると考え、アメリカ初の貸出図書館を設立した。グーグルが2002年に始めた野心的なプロジェクトも同様の考え方に基づいている。このプロジェクトは本を電子化し、世界中の本をオンラインで利用できるようにすることを目的にしている。
ジョブズやマリー・キューリー、イーロン・マスクを見ると、彼らは論文や書籍から得た知識だけでなく、ほかの人のもつ専門知識も利用している。

shikoku88 at 18:25│Comments(0) | 仕事

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