2019年04月04日
動物が生み出した最高傑作「コラーゲン」
最近は美容関係で話題になることが多いコラーゲン。何か特殊な物質かと思っていたら、「人体のタンパク質のうち、1/3はコラーゲン」というのにまず驚いた。骨の重要な成分もコラーゲンということ。
コラーゲンはタンパク質の一種だが、他のタンパク質にない特徴を持つ。まず、コラーゲンは、「長く伸びた鎖が三本絡まり合った、三重らせんの長い繊維」であるということ。そして、「多くのタンパク質は細胞内で働くが、コラーゲンの仕事場は細胞の外」。
「他のタンパク質にはほとんどみられない、奇妙なアミノ酸を持つ。プロリンやリジンというアミノ酸に、一つ余計にヒドロキシ基がくっついたもの。ヒドロキシ基は、隣の鎖の水素と水素結合し、より合わせられた三本の鎖がほどけぬようにロックをかける役目」をするということ。
ビタミンCが不足すると、ヒドロキシ基の取りつけがうまく行われず、水素結合のロックがかからなくなる。すると丈夫なコラーゲンができなくなり、全身の欠陥がもろくなるなどの症状が出る。これが壊血病で、大航海時代の船乗りたちが多く罹った。
54:人体のタンパク質のうち、1/3はコラーゲン我々の体にたくさん含まれるタンパク質の一種。コラーゲンは細胞と細胞の隙間を埋め、互いに張り合わせる役割を持つ。骨もまた、コラーゲンを重要な成分としている。コラーゲン繊維の間をリン酸カルシウムの結晶が埋めた、鉄筋コンクリートに似た構造であるため、非常に頑丈なのだ。62:コラーゲンは再生医療に不可欠な材料コラーゲンはもともと細胞同士を貼り合わせる役目を持つほどで、細胞との相性は抜群だ。また、特殊な構造であるコラーゲンは、他のタンパク質に比べてアレルギーを引き起こしにくい。
