2018年08月14日

「天才物質」は存在するか ― 尿酸




史上最初の有名な痛風患者は、かのアレクサンダー大王らしい。他にも、モンゴル帝国を築いたフビライ・ハーンや、清教徒革命のオリヴァー・クロムウェルなど、痛風に悩んだ英雄たちは多い。

それだけなら、成功したゆえの美食の影響で済まされそうだが、同じ美食をしていても尿酸値が上がらない人もいるし、粗食でも痛風になる人もいて、痛風の発症には遺伝的要素も大きく影響することが現在では知られている。

しかし、歴史上の英雄以外にも、ダンテ、ゲーテ、スタンダール、モーパッサン、ミルトンなどの文学者、ベーコン、ニュートン、ダーウィンなどの学者、さらには、ルターといった宗教家、フランクリン、チャーチルなどの政治家までが痛風で悩まされていたとなると、痛風と「天才物質」の関係を疑ってみたくなるというもの。

実は、「痛風を発症しやすい性格」というのがあるらしい。それは、「せっかちで時間に厳しく、精力的に仕事に打ち込む。意志が強く、最後までやり抜かねば気が済まない。競争心が旺盛で攻撃的、怒りっぽい」というもので、ミケランジェロなどはそうした気難しさで有名だったそうだ。

仕事に対するこうした態度は成功の要因でもある。その後の研究で、社会的成功者には尿酸値が高い人が多いことが分かっているそうだ。これが、遺伝のためなのか、性格のためなのか、成功した上の美食のためなのか、おそらくは、それらを組み合わせたところに答えがあるようだ。


shikoku88 at 20:28│Comments(0) | 食べ物

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