2018年07月31日

人脈力:田中角栄

天才 (幻冬舎文庫)
石原 慎太郎
幻冬舎
2018-01-24


成毛氏の総括は、「『俺』の一人称でしか描けない、男が惚れる胆力」。「『俺』の一人称」というのは、『天才』が一人称で書かれているから。

読んでみると、なるほど、「天才」なのだと思う。男女ともに、そして、大蔵省のエリート官僚から新潟の無学の選挙民まで幅広い支持を集めた。その魅力の秘密は、田中自身が「無類の人間好き」であったところからくる。人はまず、自分に興味を持ってくれる人が好きだ。

伝説になっている大蔵大臣着任時の「官僚の中の官僚」と言われた大蔵官僚を前にした就任演説。これを言われたらエリートたちは感動する。

私が田中角栄だ。小学校高等科卒業である。諸君は日本中の秀才代表であり、財政金融の専門家ぞろいだ。かくゆう小生は素人だが、トゲのある門松は、諸君よりいささか多くくぐってきている。いささか仕事のコツは心得ているつもりである。私はできることはやる、できないことは約束しない。これから一緒に国家のために仕事をしていくことになるが、お互いが信頼し合うことが大切である。従って今日ただ今から大臣室の扉はいつでも開けておく。事務次官ばかりでなく、今年入省した若手諸君も、誰でも我と思わんものはなんでも言ってきてくれ。上司の許可を取る必要はない。思い切り仕事をしてくれ。しかし責任のすべてはワシが背負う。以上。」

127:選挙が好きな政治家
選挙を人と出会う場と考えている。選挙を勝ち負けで考えていない。負けてもそれを残念と思わない。

128:情の人
初恋の人が離婚。「俺の秘書にならないか」

131:誰に対してもリベラル
学歴がないという出目を利用はしていたが、決して反知性主義ではない。


shikoku88 at 18:00コメント(0) |  | 政治 

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