2018年06月22日
経営におけるアートとサイエンス
Royal College of Arts(ロンドン)は、修士号・博士号を授与できる世界で唯一の美術系大学院大学である、らしい。「東京藝大はどうなんだ」と思ったが、学部もあるから、大学院大学ではないということか。美術系の大学では、世界一にランキングされている。
それはさておき、そのRCAで近年人気なのが、「グローバル企業の幹部トレーニング」だという。彼らは、功利的な目的のために「美意識」を鍛えにRCAの研修に参加するのだ。
Our graduates lead and influence many of the world’s global businesses (including CEOs of Burberry and Kia Motors; chief designers of Jaguar Land Rover, Bentley, Porsche and Samsung; industrial designers at Apple).
In 2016, the World Economic Forum ‘Future of Jobs’ research report highlights that by 2020, critical thinking and creativity will be in the top three most important business skills. The RCA is well placed to help businesses explore and embed their skills.
*複雑化・不安定化した今のビジネス社会で勝つには、論理的思考だけでは不十分!「美意識」の重要性。・経営はアート(ワクワクするビジョンを生み出す)、サイエンス(ビジョンに現実的な裏付けをする)、クラフト(ビジョンを現実化するための実行力を生み出す)からなる(ヘンリー・ミンツバーグ)。これらをバランスよく、機能的に組み合わせる必要がある。・3要素のバランスを取るには、トップにアート型の人材、左右をサイエンス型とクラフト型で固めるのがいい。・市場のライフサイクルの変化に伴って、消費者が求めるベネフィットも変化する。最初は「機能」を重視するが、機能の差がなくなると、その商品が「自己実現」につながるかどうかを重視するようになる。・自己実現のための消費が増えると、モノやサービスはファッション的側面で競争せざるを得なくなる。その結果、論理と理性に軸足をおくサイエンス主導経営は、競争力を喪失していく。
