2018年05月06日

NIKE株式上場

SHOE DOG(シュードッグ)
フィル・ナイト
東洋経済新報社
2017-10-27


NIKEは1980年に上場する。10年前にVCに投資依頼した時はどこにも相手にされなかったが、1971年に自社ブランドのNIKEを作り、その後、バウワーマンの考案したワッフルトレーナーのヒットで独自ブランドを持つメーカーに変身していた。

上場して有名になったNIKEは、HBSなどの研究対象になる。HBS教授はこう言ったという。

「一般に、会社の経営者が戦術や戦略を考える人物であれば、会社の将来は有望だが、君は運がいい。バットフェイスの半分以上がそれをやってくれるのだから」

バットフェイス(ダメ男)とは、NIKEの経営陣のこと。社内でそう呼ばれていたらしい。ナイトが一人で創業したブルーリボン社だったが、変わり者だが能力のある人材を継続して採用し、定着できているのはナイトの一番の才能なのだろう。経営会議では、軽蔑やあざけりの言葉、罵声が飛び交うのが当たり前だったという。逆に言えば、そうやって本音でぶつかっても揺るがない信頼感が経営陣にあったということだ。それは、皆が、「上司からは避けられ、運に見放され、社会に拒絶され、見た目や品の良さなどには恵まれない」負け犬だったからだという。

当時のNIKE経営陣
ヘイズ:ナイトの元上司。非常に優秀な会計士ながら、PriceWaterhouseでは太り過ぎでパートナーになれなかった。
ジョンソン:9-17時までの普通の世界では生きられなかった。
ストラッサー:保険弁護士でありながら、保険と弁護士を嫌っていた。オニツカとの裁判を担当したのを機に入社。
ウッデル:有望な陸上選手でありながら、不慮の事故で夢を失う。

SHOE DOGのDOGには、「負け犬」の意味がある。

logo





























NIKE株価は1980年に上場してから400倍になっている(時価総額10兆円)

422:最強の経営陣
半端な罵声ではない。互いに罵り合い、乱暴な言葉が次から次へと降ってくる。アイデアを出したり、拒否したり、会社に迫る脅威について徹底的に話し合っている時は、人の気持ちなど後回しだ。私も含めて、いや特に私に対してそうだ。バットフェイスの連中も従業員も、社長である私を”帳簿係のバッキー”といつも呼んでいる。

448:American Selling Price
この戦いは決して想像できなかったもので、絶対に臨まないが避けても通れない。負けることは滅亡を意味する。政府の要求する2500万ドルは、我が社の1977年度の売上額にかなり近い数字だ。仮にそれを支払えたとしても、今後、輸入税額が40%も上がったら、払い続けることなどできない。

505:上場1980年12月2日@$22
来週のこの時間にはバウワーマンは$9M分の株を持つ。ケイルは$6.6M。ウッデル、ジョンソン、ヘイズ、ストラッサーはそれぞれ$6M。


shikoku88 at 18:42│Comments(0) | 仕事

コメントする

名前
 
  絵文字