2017年11月01日
第10章 国税との攻防
「オリンパスの粉飾スキームを計画したのは、無謀な資産運用で大穴を空けてしまったオリンパスの財務チームで、それを知って協力していたのはLGT銀行だった(もちろん、ぼろい商売でもある)」というのが、横尾氏が逮捕されてから自ら資料を当たって解明したこと。拘留中に読んだ書類の高さは10mにもなったという。これをリポート用紙1万5千枚を使って毎日12時間以上分析した。独房内でPCが使えないので、全て手計算したそうだ。
LGT銀行というのは、スイスとオーストラリアの間にあるリヒテンシュタイン公国にあるプライベートバンク。スイス以上に秘匿性が高く、マネーロンダリングに使われることで有名だ。ここの東京駐在所長だったのが臼井康広氏。やはり、野村證券出身で、私も一度食事したことがある。

LGT銀行というのは、スイスとオーストラリアの間にあるリヒテンシュタイン公国にあるプライベートバンク。スイス以上に秘匿性が高く、マネーロンダリングに使われることで有名だ。ここの東京駐在所長だったのが臼井康広氏。やはり、野村證券出身で、私も一度食事したことがある。
359:LGT銀行は、新事業3社株の高値売買が、損失隠しスキームの解消のために行われたということを認識していた。そして「犯罪行為に加担して成功報酬を受け取った」と指弾されないように、あらかじめ火の粉を振り払う手立てを打っておいたのだ。367:時間稼ぎが狙いだったマネロン容疑の逮捕そこには拘置所の私からの指摘に狼狽した検察側が、目前に迫った初公判の日取りを先延ばしするため、泥縄式にマネロン容疑をデッチ上げざるを得なくなったという、裏の事情が隠されている。373:『FACTA』の記事に沈黙していたマスコミも、特捜部のリークとしか思えない、事実無根の記事を垂れ流し始めた。その中で私は常に、オリンパスの粉飾決算の主犯として登場していた。私は内偵調査の結果として捜査線上に浮上したのではなく、最初から容疑者であることが当然視される存在だった。
