2017年10月06日
Township

アパルトヘイト政策時、黒人の居住区として作られたのがTownship。それは、白人と黒人の貧富の格差でもあった。
アパルトヘイトがなくなった現在、黒人もどこでも自由に住める。豊かになった黒人はTownshipを出ていき、貧しい人たちが残った。さらに、都市化が進んで、地方から都市に人が流入するようになり、収入のないこれらの地方出身者が身を寄せるのもTownshipだ。その結果、治安が悪化し、地元の人たちも近寄らない。
もっともTownshipもいろいろで中流階級化しているところもある。BloemfonteinでTownshipにあるBarに連れて行ってもらった。というか、「せっかく日本から来たなら俺たちのルーツを見にこい」とばかりに大学教授に連れていかれたのだ。
ビールを飲んで、つまみに出てきたのは、ご覧の羊。頭と足だけで、胴体がない。聞けば、アパルトヘイト時代、通常部位の肉は白人が食べ、黒人に回ってくるのは解体された後の頭と足と内蔵だけだったという(内臓は腸詰になってこの後出てきた)。これを長年食べていたのが彼らのソウルフードとなり、豊かになった今もここに集まって食べるのだそうだ。