2017年10月02日

突撃!世界の晩ごはん



世界中を回って初対面の人のお家で晩御飯を食べる、という楽しい本。私もよく友達の家でご馳走になったり、またうちに呼んで食べたりをよくやっている。一昨日も、釜山の展示会で知り合ったばかりのスリランカ人が、「この後日本に休暇で行く」というので、「うちにおいでよ」と誘い、帰国当日にうちにやってきた。

日本人は昔に比べて家に人を上げなくなった。冠婚葬祭も以前は家で行うのが当たり前だったが、まず披露宴が、ついで告別式が家から消えた。家の狭い都会では私が上京した1980年代にはすでに、そして、うちの田舎でも1990年代から急速に民間の結婚式場や斎場で行われるのが当たり前になった。こうした冠婚葬祭は地域の人たちが手伝うことを前提にしていた。コミュニティ中心の生活が維持できなくなり、機会が損失することで、さらにコミュニティの関係は希薄化している。

筆者がキッチハイクを思い付いたのは、5年前に共同体の成り立ちに関する文献を読んでいた時だったという。
235:「縄張りに入ってきた部外者と友好を深めるためには、一緒に食事をするのが一番だ。地球上のすべての民族が根源的にこの慣習を持っている」
それで、勤務していた博報堂DYメディアパートナーズを退職して、キッチハイクの旅に出る。その模様は、BRUTUSで連載され、帰国後に書籍化されたのがこの本。

20代の頃読んだ大前研一の本に、「ランチをひとりで食べるなんてもったいない」とあり、それ以来、なるべくランチは社外の誰かと食べることにしていた。人間の本能として「食事した人と仲良くなる」というのは真実だ。一緒にのめばもっと仲良くなるかもしれないが、毎日飲んでいては体を壊すし、勉強する時間が無くなるので、もっぱらランチ。


shikoku88 at 20:40│Comments(0) | 食べ物

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