2017年08月19日

「歴史を忘れた民族に未来はない」



「1500キロ」というと、昔読んだ浮谷東次郎『がむしゃら1500キロ』を思い出す。あれは昭和30年代に15歳の少年が原付バイクで東海道を往復する青春紀行だったのに対し、こちらは32歳の青年が自転車で現在の韓国を一周する話。

「反日街道をゆく」とあるから各地で韓国人と歴史問題を議論するのかと思ったが、そうではない。韓国に交換留学していた私にも体験があるが、幼少の頃から徹底した反日教育を受けている韓国人(北朝鮮ならもっとか?)は、こうした「歴史論争」になるとことさら感情的で議論にならない。そんな喧嘩を売るようなことを毎日していたら自転車をこぐ気力がなくなるだろう。第一、著者の朝鮮語は片言で議論できるほどではない。

それでも天安「独立記念館」などで、竹島(当然、現地表記では「独島」)に関する一方的な韓国の主張が歴史問題のあとに展示されているのを見て、記念館の学芸員に「竹島は歴史問題と関係ないだろう」と食って掛かるのは立派。

私も、この竹島に関する韓国の主張ビデオを、5月に行ったソウルの空港行きの列車で何度も見せられた。全車両のモニターで終日繰り返し流されているのである。そのビデオのメッセージがすごい。

「歴史を忘れた民族に未来はない」

当然、日本のことを言っているのだが、韓国では、李氏朝鮮時代の庶民の悲惨な生活や(イザベラ・バード『朝鮮紀行』がお勧め)、鉄道も発電所も学校も日本がもたらしたことを教えてない。これらは日本の税金で賄われ、これによって朝鮮半島は近代に入ることができた。この間に、栄養状態は改善され公衆衛生概念が導入され、平均寿命が大幅に伸びた。少なくとも、それまでの欧米の「植民地支配」では見られなかった現象だ。

戦後も、日韓基本条約で植民地支配の歴史が法的に清算されたことも、その見返りに日本が韓国に多額の資金援助をしたことでその後の「漢江の奇跡」があったことも教えられていない。これで、「歴史を忘れた民族に未来はない」とは

145:1980光州事件
死者165 行方不明66 負傷者4493
1981/5/8 尹伊桑 交響曲『光州よ、永遠に』初演@ケルン
スパイ容疑→死刑判決→特赦→西ドイツ移住

169:慰安婦問題
「お金はしかし、払ってないだろう」

173:天安「独立記念館」
竹島「歴史を忘れた民族に未来はない」






shikoku88 at 19:00│Comments(0) | 旅行

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